04 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 06

HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(5/22)「父の愛情」の巻 

夕方、父に会いに行った。
父に会うのは約2週間ぶりだ。
できれば、週に一度は父の様子を見にいきたいのだが、なかなかそうもいかない。

父は「網膜色素変性症」という目の病を患っている。
視野が徐々に狭くなっていくという、治療方法のない難病だ。
愚痴のひとつもこぼさず、父はその難病を受け入れ、日々戦っている。

そんな父に、俺の今の「目」の状況を話した。
俺が「見た目の悪さ」で悩んでいること、ノイローゼになりそうなこと、生きる気力さえ失いかけていること……。
思っていることをすべて話した。

俺の話しを一通り聞き終えると、父の態度に変化があった。
どこか怒っているように感じた。
そして父は、俺を叱りつけるように、諭すように、笑い飛ばすように言った。

「失明したわけでもないのに、お前はそんなことで悩んでいるのか?もう、なってしまったものは仕方ない。それを受け入れるしかない。世の中にはもっと辛いハンディを背負って生きている人がたくさんいる。見た目が何だっていうんだ。そんなこと、自分が気にしているだけで他人は気にしてない。だからそんなことで悩む必要はないんだ」

俺ははっとした。
いま目の前にいる父。
父の「目」には、こうして話している俺の顔すらもよく見えていない。

そんな病状の中、俺が「見た目の悪さ」を気にしている話を聞かされたら、腹を立てても当然だ。
父にとっては、見た目がどうであろうとも、この世界を見れる目があるだけで、それだけで、もう十分に幸せなことなのだ。
そして俺には「それ」がある。

父の苦しさ、辛さ、目が見えなくなっていくという恐怖を思えば、俺の「目」の見た目など、宇宙の塵(ちり)ほど些細なことだ。
目の病と必死に戦っている父に、そんな話をしてしまった自分の愚かさを責めた。
「見た目」を気にするのは、きっと「中身」がない証拠なのかもしれない。

「人は見た目が9割」などというキーワードを目にすることもある。
だがやはり大切なのは中身だと思う。
仮に、父や母がどんな容姿であったとしても、俺にとって大切な人ということに何の変わりもない。

突然、変わり果てた姿になった右目。
その現実をどうしても受け入れられなかった日々。
だが一歩前進できた気がする。

この「右目」が「自分の個性」として考えられるようになる日が必ず来る――。

そう信じて、残りの人生を全力で生きていこうと思う。
父よ、ありがとう――。
2017/05/22 Mon. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/22)「絶望のフライト」の巻 

20170522 drone (8)
横浜港シンボルタワーでドローンのテスト飛行をしようと思っていたが、風が強すぎたため断念。
ドローンを飛ばすため、別の場所に移動。
ここなら風の影響も少なく、見通しも良いので、ドローンのテスト飛行には最適だ。

20170522 drone (6)
風はそこまで強くなかったが、機体が軽いために、なかなか思うように操縦できない。
そんな中、いきなり木に激突させてしまい、そのまま枝に引っ掛けてしまった。
引っかかった位置は地上から5メートルほどの高さ。

木に登って回収しようにも、引っ掛かっているのが枝先のため、機体に近づくことすらできない。
仕方なく炎天下の中、巨大な公園内に「長い棒」を探す旅に出た。
しばらく歩くと、使われていなさそうなほったて小屋のわきに、おあつらえ向きの「塩化ビニールパイプ」を発見。

長さ3メートルほどの、その古びた灰色のパイプを引きずりながら公園内を練り歩く。
完全に不審者である。
最近は物騒な事件が多いので、もしこの日、公園内でむごたらしい事件が起きていたら、俺は間違いなく容疑者として任意同行を求められていただろう。

20170522 drone (5)
機体の引っ掛かっている木に戻ると、早速、回収作業を開始した。
俺の身長180センチに約3メートルのビニールパイプ。
背伸びをして、ようやくパイプの先端が機体に触れることができた。

20170522 drone (7)
そして無事に回収。
本当に良かった。
よくぞ帰還してくれた、マイドローン。

20170522 drone (2)
なんせ、まだ先月新品で購入したばかり。
たった1ヶ月で失くすわけにはいかない。
そんなことは絶対にあってはならないのだ。

20170522 drone (3)
予備バッテリーだって、先週追加購入したばかり。しかも4個。
だから宮古島に行くまでは、ドローンを失くしたり、壊したりすることは、絶対に厳禁なのだ。
そういう強い意志があるからこそ、炎天下の公園内を人目も気にせずパイプを引きずりながら練り歩くことができたのだ。

20170522 drone (4)
まだ陽は高い。
気を取り直して、ドローンのテスト飛行再開。
さきほどのことを教訓として、今後は気をつけて飛ばそう。

風がだいぶおさまっていたので、高度を上げていく。
動画の撮影も兼ねている。なるべくいい画(え)も撮りたい。
予備バッテリーは4本あるので、少しずつスキルアップしていけばいい。

気のせいか、なんとなくコントロールがうまくいかない。
上空に吹いている風に煽られているせいなのか。
少し怖くなって、高度を下げようとするが、やはりうまくコントロールできない。

機体は俺の意思に反して、どんどん断崖のほうに向かっていく。
おいおい、冗談だろ――。
360度ある中で、なぜよりによってそっちへ行くのだ。

しかしまだコントロール次第では、軌道を変えられる。
操作に集中し、なんとかこちら側へ戻そうと試みる。
だがドローンは、そんな俺をあざ笑うかのように断崖方向へ吸い込まれていく。
もはや完全に制御不能。

その数秒後……。

岩肌に激突――。

フェラーリレッドの機体が断崖に激突した瞬間、まるで美しいスローモーションのようだった。
そのまま岩肌に何回かぶつかりながら崖下に落下した。
モーター音も途切れた。

20170522 drone (1)
ドローンが落下した場所は、池を挟んだ向こう側。
仮に、向こう岸に渡れたとしても、背丈ほどもある木々やブッシュが行く手を阻む。
回収は不可能。もうあきらめるしかない。

高額紙幣がはかなく飛んでいった瞬間だった。

あぁ……。
こんなことなら、ドローンの空撮動画ではなく、ドローンが断崖に激突する瞬間をデジカメで撮影しておけば良かった。
ドローンの空撮動画よりも、よほどそちらのほうが面白かったに違いない。
そしてショックを受けている俺のショットも収めておけば、さらに面白さは倍増していたことだろう。

こうして、俺の約1ヶ月間に渡るドローン生活は、悲しい終わりを告げたのであった――。
2017/05/22 Mon. 15:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/22)「空と海とシンボルタワー」の巻 

20170522 symbol tower (2)
横浜港シンボルタワー。
晴れていたら、今日はここへ来ようと思っていた。
まるで夏のような日差しと青空が俺を出迎えてくれた。

20170522 symbol tower (3)
宮古島の海には遠く及ばないが、久々に見る海はやはり格別だった。
都会の喧騒を忘れられるひととき。
潮の香りが鼻をくすぐる。

20170522 symbol tower (4)
ここには空、海、太陽、風、緑、すべてがある。
潮風に吹かれるのが気持ちいい季節。
海のそばにいると心も落ち着く。

20170522 symbol tower (1)
この海の先には何があるのか。
俺の未来には何があるのか。
何十年生きてきても、未だに明日のことさえわからない。

だからこそ「今日」という日を一生懸命に生きようと思う――。
2017/05/22 Mon. 13:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/21)「愛すべきD」の巻 

20170521 diamantes
池袋サンシャインシティで開催される「沖縄めんそーれフェスタ2017」。
そのイベント期間中の5月30日にディアマンテスがステージに立つらしい。
俺にとっては、とんでもないビックサプライズである。

だが、その日はあいにくの仕事。
急きょ休みの申請は出したものの、申請が通る可能性はかなり低い。
もっと早くに情報が欲しかった……。

20170521 diamantes(2)
そして、にわかには信じられないことだが、夏の宮古島での「オリオンビアフェスト2017」の日程が早々に決まったみたいだ。
2ヶ月以上も前に日程が決まるなんて異例のことが、これで予定が立てやすくなるというものだ。
ちなみに、俺の予想していた日程は見事に的中していた。

まだゲスト陣は決まっていないが、今年こそはディアマンテスの復活に期待したい――。
2017/05/21 Sun. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/20)「3か5か」の巻 

先日、俺の水中での最強のパートナーである「TG-3」を修理に出した。
その修理見積書が今日届いた。
ほぼ時を同じくして「TG-3」の後継モデル「TG-5」が海外で正式発表された。

20170520 TG5 (1)
オリンパスTG-5――。
ついに出るのか。
どれだけ待ったことだろう。

そろそろ出る頃だとは思っていたが。
まったく、とんでもないタイミングで放り込んできてくれたものだ。

さてどうしたものか。

このまま「TG-3」を修理するか。
(修理代金、約1万3千円)

それとも「TG-3」は修理せず「TG-5」を狙っていくか。
(予想価格、約5万円)

かなり難しい選択だ。
ただスペックを見る限り「TG-5」にそこまでの魅力は感じないというのも事実。
どれだけの進化を遂げようとも「TG」シリーズは、あくまでも「コンデジ」に過ぎないのだ。

そしてこれが最大の問題なのだが、今年の夏「宮古島へ行くのかどうか、行けるのかどうか」ということである。
そこがハッキリしないことには、どうにも動きようがない。
幸いなことに「右目」以外は、特に何の問題もないのだが……。

近日中に「最終決断日」を決めなければならないだろう――。
2017/05/20 Sat. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/19)「ベンガル猫ちゃん」の巻 

ベンガル猫――。
Facebook上でのやりとりの中で、その猫の名前(品種)を知った。
なんとなく気になったので、時間つぶしも兼ねて調べてみることにした。
検索後、すぐに出てきた画像。

20170519 bengaruneko
何ですかこれは?

めちゃくちゃカワイイーーーー!!!!
そのあまりの愛くるしさに、思わず電車の中で「カ、カワイイ……」という言葉を漏らしてしまった。

可愛いにもほどがる。
可愛さもここまでくると、もはや暴力である。
俺の心を、これでもかというくらいギューギューわしづかみにしてきやがる。
こんなキュートな猫ちゃん初めて見た。

その可愛さがあまりにも衝撃的すぎて、俺の頭の中は一瞬で空っぽになった。
いや、ヒョウ柄になった。
完全にベンガル猫ちゃんの虜(とりこ)なってしまった。
出勤途中の車内で存在を知ったばかりなのに、帰宅途中の車内では「猫の飼い方ガイド」のサイトを熟読していた。

こんな猫ちゃんが家にいたら、どれだけ癒されるだろう……。
考えただけでも胸が切なくなり、目がしらが熱くなる。
帰宅後、ベンガル猫ちゃんを抱き上げて「ただいま~」と頬ずりしている自分の姿を妄想した。
完全にサイコパスである。

あぁ……、可愛いなぁ……、ベンガル猫ちゃん……。
2017/05/19 Fri. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/18)「新たなる展望」の巻 

昨夜の夕食は、俺にとって特別なものになった。
俺が勤めている会社の社長に食事に誘われたのだ。
初めての、社長と二人だけの食事。

もともと今の会社に入ったのは、社長直々のお誘いによるものだった。
だが二人だけできちんと話をしたことは、まだ一度もなかった。
そんな時間が、昨夜ついに訪れたのだ。

約2時間ほどだったが、ゆっくりと話をすることができた。
今はまだ小さな会社だが、いずれは全国規模の展開にしていくということだった。
また今後、伸びてくるであろう新規事業にも積極的に参入していくらしい。

社長も沖縄が好きで、本島や石垣島での話を聞かせてくれた。
実は昨年から、石垣島での新規事業を立ち上げていたらしい。
今後は沖縄本島にも進出していくかもしれないとのことだった。

今まで無縁だと思われていた「沖縄」と「仕事」がリンクし始めたような気がして体が熱くなってきた。
俺はもちろん宮古島の話をした。
南の島の話で大いに盛り上がった。

宮古島で展開できる仕事に関しても社長と意見を交換した。
「会社としての事業」と「個人でできる仕事」に関して、意見を出し合った。

「観光ガイド」や「ツアーガイド」という月並みなものではなく、もっと俺ならではの「プレミアム感」のある「ツアー」をプロディースしてみてはどうか――。
社長が、そう俺に提案してくれた。

「シュノーケリングツアー」、「ウミガメツアー」、「サンゴ礁ツアー」、「アウトリーフツアー」、「秘境ツアー」、「冒険ツアー」、「洞窟ツアー」、「座礁船ツアー」、「断崖ツアー」、「雨の日ツアー」、「味めぐりツアー」、「バーベキューツアー」、「サンライズツアー」、「サンセットツアー」、「星空ツアー」、「ヤシガニ見学ツアー」、「ナイトシュノーケリングツアー」、「絶景ビュースポットでの写真撮影ツアー」、etc……。

そういった、魅力的な宮古島のあらゆるソースをワンパッケージにして、ゲストの1日をまるごと俺がプロディースするというものだ。
それぞれに特化したガイドならたくさんいるだろう。
だが、すべてを「オール・イン・ワン」でやっているガイドはほとんどいないように思う。

もちろん俺が朝からマンツーマンで同行するので、ゲストの希望や体調や気分、天候や海況に合わせて、臨機応変に計画を変更していくこともできる。
たとえば、星が見えない夜なら「星空ツアー」ではなく、「ヤシガニ見学ツアー」や「ナイトシュノーケリングツアー」に変更すればいい。
その時その時の状況で、ゲストの要望を聞きながら、最善のコースを考える。

「年齢もスキルも好みも考慮されない」万人向けの「形にはまったツアー」ではなく、そのゲストだけの、その日だけの「オンリーワン」のツアーを提供するのだ。
そのぶんツアー料金は多少高めの設定にさせて頂く。
だが「オンリーワン」のツアーで得られる満足感は、支払った金額以上のものになるだろう。

なんだか社長と話をしているうちに「目」のことなんて、すっかり忘れていた。
いや、むしろ、そのときの俺の目はキラキラと輝いていたに違いない。
とにかくアグレッシブな社長なので、その気概が俺にも乗り移ったようだった。

俺だけにしかできないツアー。
俺だからこそできるツアー。
なんだかワクワクしてきやがる。

20170518.jpg
「宮古島・あなただけのオンリーワンツアー」
Produce by HARU

なんだかテンションが上がってきた――。
2017/05/18 Thu. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/17)「JOEからのメッセンジャー」の巻 

宮古島で出会った“JOE”から、突然メッセンジャーが届いた。
もともと出会う前から、当ブログを見てくれていたJOE。
マックスバリューで買い物を終えて出てきた俺を、JOEが偶然見つけて声をかけてくれた。それがJOEとの出会いだったと記憶している。

メッセンジャーの内容は「目」に関することだった。
「目」に関する情報を、JOEなりに、いろいろと調べてくれていたのだ。
結果がどうであろうとも、その優しさだけで俺は救われた気持ちになる。

JOEは、俺と同じような症状を持つ女性のブログを見つけてくれていた。
貼り付けられていたリンク先に飛ぶと、鮮烈な画像が目に飛び込んでくる。
「自分の目」を見ているのではないかと見紛う(みまがう)ほどに酷似した、ブログ著者本人の目の画像だった。

20170517 eyes
目の症状が同じというだけではなく、「治療の体験談」まで記されていた。
術前・術後の比較写真も、実際に手術を行った病院の名前も、「俺が探していたすべての情報」がそこにはあった。
俺が毎日、どれだけ検索しても見つけることのできなかった貴重な情報だ。

ありがとうJOE、本当にありがとう。

自分と同じ症状で苦しんでいる人がいるということ――。
レーザー治療で治るかもしれないということ――。
コメントの書き込み欄を見ると、他に同じ症状で悩んでいる人たちがいるということ――。

心が解き放たれたようだった。
治療方法がある(かもしれない)ということで、まず救われた。
そして同じ症状で苦しんでいる人がいることを知り、自分が一人きりじゃないことを知った。

ブログ著者は女性だ。
男の俺よりも数倍辛い思いをしてきたに違いない。
それを乗り越えてきた彼女の勇気を思うと、男の俺が弱音を吐いてなどいられないと思った。

目の前の霧が少し晴れてきたような気がした。
JOEよ、本当にありがとう。
そんなJOEと巡り合わせてくれた「ブログ」と「宮古島」。

やはり最後に俺に救いの手を差し伸べてくれるのは「宮古島」なのか――。
2017/05/17 Wed. 23:40 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/17)「だけど一人じゃいられない」の巻 

昨日までは、暗闇の最下層を這いずりまわっていた。
暗黒のブラックホールの中を彷徨って(さまよって)いた。
絶望という名の魑魅魍魎(ちみもうりょう)に心を殺されかけていた。

だが今日は一歩前進した気がする。
暗闇に一筋の光が射し込んだ気がする。
俺は一人きりじゃないことを知った。

人の温かさに触れた1日だった――。
2017/05/17 Wed. 23:30 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/17)※通信欄※ 

もんちーさん

メッセージどうもありがとうございました。
先ほど、お返事をさせていただきました。
もしまだ返信メールが届いていないようでしたら、お手数ですが再度ご連絡いただけますでしょうか。
宜しくお願い致します。

HARU
2017/05/17 Wed. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/17)「皮肉」の巻 

皮肉なものだ。
生命の根源となる重要な器官であるはずの血管。
だがその血管をみるたびに生きる気力が奪われる。
2017/05/17 Wed. 09:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/16)「眠れない理由」の巻 

無駄な労力だとわかっていながら、気付けは今日も「白目に浮き出た血管を治す方法」に関する情報を、あらゆるキーワードから検索した。
そして調べれば調べるほど、解決策がないことを知る。
さらに追い込まれ、絶望感は深まる。
この不毛、いや、やればやるほど追い込まれていくだけの作業を毎日繰り返す。

今日は精神的な部分から体調が良くない。食欲もまったくない。
朝食は抜きで、昼も総菜パン1個をなんとか胃袋に押し込んだ。
仕事は必要最低限の呼吸と動きでなんとかこなした。

もう限界に近い。
昨夜もよく眠れなかった。
体重もこのひと月で激減。

明日もまた、絶望するだけの日になるのかと思うと、眠りにつくことが恐ろしい――。
2017/05/16 Tue. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/16)「一人きり」の巻 

やっぱりダメだ。
どうしても前向きに考えることができない。
鏡を見るたびに、この右目を呪いたくなる。

なぜこんなことになってしまったのだろう……。
こんなはずじゃなかった……。
夏の宮古島に向けて、最高に楽しい時期を迎えていたはずだった……。

宮古島どころか、生きる気力さえ失ってしまった。
もう二度と元には戻らないこの目。
血管が太く浮き出た、病的で醜い右目。

つい3月までは何ともなかった。
宮古島行きも決まり、宿やレンタカーの手配に心弾ませていた。
まさかこんなことになるなんて、何億分の一さえも考えなかった。

これからも俺は生きていく。
だが失われた輝きは二度とは戻らない。
ただ「与えられた人生」を無駄にしないためだけの人生。

俺はもう、人生を楽しんではいけないんだと思う。
「自分が自分であった人生」は幕を閉じたのだ。
死ぬ最期の日まで、毎日鏡を見るたびに自分を呪い、後悔し続けるのだろう。

俺は一人でいる時間が好きだった。
きっと死ぬときも一人なんだろうな。
それでいい。俺にはそれがお似合いだ。

この世には、神も救世主も存在しない。
あるのは「現実」という真実だけだ。
生きていくのが、死ぬのと同じくらい怖い。

未来への不安と恐怖で動悸が止まらない――。
2017/05/16 Tue. 00:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/15)「悲しみのドローン」の巻 

20170515 drone (2)
今日の天気とまったく同じ。
俺の心を表しているかのよう。
完全なる曇天。

「前向きに生きようとする自分」と「絶望に押し潰されそうな自分」の二つの人格――。
そんな情緒不安定の中、まったく気持ちの晴れないまま、ドローンのテスト飛行をしてきた。
本来なら最高に楽しくて、心躍るイベントのはずだった。
だが今の俺には「楽しさ」などまったく存在しない。

20170515 drone (1)
当ブログで「ドローン」が登場するのは今回が初めてになる。
実は数週間前に購入していたのだが、とても記事を書けるような精神状態ではなかったため、今日まで放置してしまっていた。
テスト飛行は、確か今日で4回目になると思う。

俺が購入したのは、高額紙幣1枚ほどで買えてしまう、いわゆる「トイドローン」というものである。
本当はもっと本格的なものを買おうと思っていたのだが、ネットで調べているうちに気が変わった。
最初は「トイドローン」で基本的な操縦技術を習得したほうがいい――、という意見が大半だったからだ。

しかしこの「トイドローン」、なかなか侮れない(あなどれない)。
低価格な割に、かなり十分な機能を備えているのだ。
一例を挙げてみよう。

・Wi-Fi接続することにより、リアルタイムの映像をスマホで見ることができる。
・機体下部にカメラが備え付けられており、静止画も動画も撮影できる。
・もちろん撮影・録画の操作はリモコン(送信機)からできる。
・撮影した、静止画や動画は、機体にセットしたマイクロSDカードに記録される。
・スマホ内にもバックアップとして同時に保存される。
・撮影した画像をすぐその場で確認できる。
・etc……

20170515 drone (3)
そんなわけで、休日の時間を見つけては少しずつ練習を重ねている。
だが機体が非常に軽いため、ちょっとした風でもすぐに影響を受けてしまう。
それゆえに、なかなか思い通りに飛んでくれず、何度も墜落と激突を繰り返している有様だ。

今日も何度も墜落した。
崖に激突しそうになったり、池に落ちそうになったり、高い木の枝に引っかかりそうになったり……。
とにかく悪戦苦闘している。

ドローンを購入した理由はただひとつ。
宮古島の秘境ポイントを上空から撮影するため――、である。
だが微風にさえ煽(あお)られてしまうこの機体では、宮古島で飛ばすのは事実上不可能に近いといえるだろう。

それより何より、現時点では、宮古島には行かない(行けない)可能性が高い。
「目」の状態が予想以上に思わしくなく、今日も数時間外出していただけで、右目はひどい状態になっていた。
とても宮古島に行けるような状態ではないし、人に会うことさえ厳しい状況だ。

そしてそれは今年に限った話ではない。
俺の目が「治らない」という診断を受けている以上、今後も宮古島に行けることはないのかもしれない。
自らの過ちのせいで、こんな形で、大好きな宮古島が奪われてしまうなんて……。

最近は、日によって感情の変化が激しい。
それがさらなるストレスを生む。
数日前からは、寝ている時も、悪夢ばかり見るようになった。

今朝の夢もひどかった。
宮古島で車を運転中、誤って崖から転落し死ぬ――、という夢だった。
これは暗示なのかもしれないと思った。

つまり、俺にとっての宮古島はもう死んだのだ――、と。
2017/05/15 Mon. 23:30 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/15)「母の日のプレゼント」の巻 

今まで、女手ひとつで俺を育ててくれた母。
朝から夜まで、ずっと働きづくめだった母。
どんな時だって、必ず俺を守ってくれた母。

普段、何もしてあげられない分、せめて「母の日」だけは感謝の気持ちを表したい。

20170514 (2)
言葉ではなかなか素直に言えないから、「ありがとう」という文言の入ったチーズケーキ。

20170514 (3)
暑がりな母に、かわいいキャラクターが刺繍されたハンドタオル。

20170514 (1)
いつも優しく明るく照らしてくれる、太陽のような母に「ひまわり」の鉢植え。

どれも喜んでくれた。
母が喜んでくれる顔を見るのは何よりも嬉しい。
本当に良かった。

そんな母を悲しませてはいけない。
大切な母に涙を流させるようなことは絶対にしてはいけない。
俺が人生に絶望したとしても、母にだけはいつも笑顔でいてほしい。

だから俺には、母のためにも、「生きる」という選択肢しか存在しない――。

---------------------------------------
また、中原さんの詩集から勇気づけられる一篇を見つけた。

「その人の思い」

―中略―
もしあなたの大切な人なら、いまの自分に何と声を掛けるかを想像してみてください。
「そんなに泣かないで」と言っていませんか?
その人にとって、あなたのそんなに悲しむ姿を見るのはつらいことではないでしょうか。
だから、泣かないでください。
悲しまないでください。
2017/05/15 Mon. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/14)「母の日」の巻 

仕事を終えたあと、久々に母と一緒に焼肉を食べに行った。
俺からの「母の日」のプレゼントだ。
優しい母のために、俺がしてあげられることは少ない。

食事中は笑い声が絶えなかった。
家族と過ごす束の間のひととき。
それは何よりも大切でかけがえのないもの。

現実に絶望するのと比例して、周囲への感謝の気持ちは以前よりも強くなった。
俺を支えてくれる人たち。
俺の人生に彩りを添えてくれる多くの人々。

そんな周りの人たちがいるからこそ、俺という「個性」が存在できるのだろう――。
2017/05/14 Sun. 23:30 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/14)「少しずつ前へ」の巻 

目のことさえなければ本当に平和な日々。
だが目のことがなければ、今の平和な日々は本当にあったのだろうか。
俺の目がこうなったことには、何かしらの意味があるのではないだろうか。

もし目のことがなければ、何か重大な事故に巻き込まれていたのかもしれない――。
あるいは凶悪な事件に遭遇していたのかも――。
それとも、冤罪の濡れ衣を着せられていたのかもしれない――。

そんな風に今の状況を少しポジティブに考えはじめた。

それはもしかしたら、今の絶望的精神状態から、心と脳を守るため、DNAに組み込まれていた「危機回避システム」が発動し、そのような考えに到達したのかもしれない。

「見た目」を変えることができないとわかった以上、「心のほう」を変えるしかないと気づいた結果なのかもしれない。
「見た目」は変えることができなくても、「心」なら変えることができる。

それは俺が到達した「悟り」なのだろうか――。

-----------------------------------------
中原さんという方の素敵な詩を見つけた。

「悲しみの底 」

あなたは悲しみのどん底にいるのですか。
だったら、もうそれ以上悲しむことは起こりません。
あとは、いいことだけが待っています。
あとは、泣くのをやめるだけです。
2017/05/14 Sun. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/13)「チェンジ」の巻 

俺の人生は何一つ変わっていない。
鏡さえ見なければ……。

こうなる前までは、宮古島に関することばかり検索していた。
今はまったく違うことを検索している。

傷なら、日に日に少しずつ良くなっていくのがわかるだろう。
切りすぎた髪だって、日に日に伸びていくのが実感できるはずだ。
だが俺の白目に浮き出た血管は、消えていくことも、薄くなっていくことも、細くなっていくことも決してない。

俺自身は何一つ変わっていなくても、見た目が変わってしまった。
見た目が変わったことにより、内面も変わってしまった。
内面が変わったことにより、考え方も変わった。

そしてそれはやがて、生き方さえも変えようとしている――。
2017/05/13 Sat. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/12)「悪魔の拷問」の巻 

この「目」そのものの醜さが、俺を苦しめているすべての要因ではない。
こうなってしまったことを悔む気持ちが、何よりも俺を辛くさせている。
こうなることを防ぐチャンスは、今まで何度もあった。

先天性の病気とか、不可抗力で負ったキズなら、まだあきらめもつく。
だが俺の場合は違う。すべては自分自身のせい。
悪いのはすべて自分なのだ。

毎日毎日、ずっと自分を責め続けている。
自分自身を殺したいほど憎んでいる。
憎んで、恨んで、悔やんで、悲観する。
それを1日中繰り返す。

ノイローゼになりそうな24時間。
1日中、ため息ばかりついている。
血管が浮き出ていない白目を持つ人は、みなそれだけで幸せ。

俺みたいになってしまったら終わりだ。
世界が闇に包まれてしまえばいいのに――、そんなことばかり考えてしまう。
そうなれば相手の顔を見なくてすむ。

「目」というのは、まったく厄介な場所だ。
忘れよう、忘れようと、心に決めても、鏡を見るたびに現実を突きつけられる。
立ち直ろうとする者の心を容赦なく切り刻む。
あまりにも残酷すぎる。

この永遠に続く悪魔のような拷問に、俺はもう耐える自信がない――。
2017/05/12 Fri. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(5/11)「すべての時間」の巻 

内面を吐露しきって、嘆くだけ嘆いたせいなのか。
今日の俺は、何故か穏やかさに満ちていた。
それは「あきらめ」という境地だったのかもしれない。

不思議な感覚。
まるで何事もなかったかのように、ゆるやかに過ぎゆく時間。
こうしてパソコンに向かっていると、あまりにも穏やかすぎて、現実を忘れてしまいそうになる。
もしかして、この「目」はもう治っているのではないかと錯覚してしまう。

洗面所に鏡を見に行く。
しかし、やはりそこに映るのは、醜く血管が浮き出た右目。
平穏だった心は、一瞬にしてまた荒波の中に放り出される。

一度太くなった血管は二度とは元に戻らない――。
ネット上の根拠のない書き込みだったが、時間の経過と共に確信に変わりつつある。
血管に気づいた当初と比較しても、まったく元に戻る気配はない。

「漠然とした未来への不安」なら今まで何度もあった。
だが「明確な未来への不安」の恐怖はその比ではない。
醜く変わってしまった俺の右目は、もう二度と元には戻らない。

そして、綺麗な目と一緒に「心」まで奪われてしまった。
奇妙な感覚だが、極度の絶望と不安の中で、心は安定している。
当事者でありながら、傍観者のようでもある。

最近、人の目を見て話すのが怖い。
自分の「目」が、相手からどんな風に見えているのかを考えると、心が壊れそうになる。
俺が話す相手は、みんな汚れのない綺麗な目をしている。

もともと「明るい」とは言えない俺の性格だが、それでも「明るい部分」は多少なりとも存在していた。
しかし今、俺の心の中を透視できる装置があったとしたら、おそらくすべては「暗闇」に支配されていることだろう。
絶望を友とし、過去を振り返り後悔し続ける日々。

これからも、すべての時間、自分を責め続けるのだろうか――。
2017/05/11 Thu. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit