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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

#860 「HARU、やっぱり言っちまった!!」の巻 

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釈放された内田裕也氏。
さすがに今回のことでは反省しているのだろう。

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なんだかんだ言っても、やはりそのへんは一人の大人として、しっかりわきまえているようだ。

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と思っていたら、やっぱり最後に言っちまった!!
よろしくロックンロール!!
反省の色なし!!


2011/06/02 Thu. 23:55 | trackback: -- | comment: 0edit

#859 ~路上の風~ Chapter.1 

ふいに意識が戻るのと同時に、差し込む光の眩しさに気づき、俺は思わずまた目をきつく閉じた。
数秒後、再びゆっくりとマブタを持ちあげていき、数回、目をしばたたかせたあと、薄目のまま辺りをぼんやりと見渡してみる。
そこはどことなく見覚えのある景色。なぜだか懐かしさもこみあげる。
頭上からは、初夏を思わせる太陽の陽射しが降り注ぎ、あらゆるものの影をザラついた路上に揺れながら映し出していた。
耳に意識を傾けると、どこにいるかはわからなくても、その褐色のボディをすぐに思いだすことのできるアブラゼミの鳴き声、あらゆる種類の雑踏と喧騒。そして、あちらこちらのスピーカーから溢れ出る心躍る音たち。
ここはいったい…。

状況がまるで掴めないまま、おそるおそる乾いた地面を這うように薄目のまま視線を横にスライドしていく。
最初に目に飛び込んできたのは、ドラムのセッティングに余念のない真剣な顔のドラマー。
自分のドラミングのベストポジションを探すべく、長袖のシャツの袖をまくりあげ、クルクルと小気味よく金属パーツのネジを回している。
その右斜め前方では、黒の皮のベストを颯爽と着こなし、落ち着き払ったようなすまし顔でベースアンプのツマミをいじるベーシスト。
肩から下げているのは、赤い”リッケンバッカー”。軽くワンフレーズ弾いては、少し首を傾げながらまたツマミをいじり始める。
そして、モニタースピーカーから聞こえてくる、「あ、あ~ッ」という声に気づき、それに導かれるように視線を手前に移すと、マイクの先端部分をコンコンと指の背で叩きながら、何度もマイクテストと発声を繰り返す、細身のブラックジーンズと"The Clash"のTシャツを着た金髪のボーカリスト。
彼らはいったい…。

俺は、まだ眩しさに慣れず、開ききらない目と、二日酔いの朝の寝起きのようなぼんやりした頭で考えながら、視線を自分の胸、そして足元のほうに落としていく。
見覚えのある"Gibson"の白いレスポール。
肩に感じたズッシリとした重みでストラップをしていることに気づく。
ギターに繋がれた少しクスミがかった銀色のプラグから傷だらけのシールドを指先で辿っていくと、"Marshall"のロゴが刻印された二段積みのギターアンプが、圧倒的な存在感でその場の空気を支配していた。

この状況と断片的な記憶とを、パズルのように組み合わせていく。そして辿りついたひとつの結論。
あり得ないことだが、ここは日曜日の原宿・ホコ天 -午後1時から午後5時までフリースペースとして開放される道路- のようだ。
そんなバカな。いったいどういうことだ…。

路上の風 chapter.2

俺は、自分に起きてる現象はまるで理解できなかったが、自分のこれからやるべきことだけは、無意識のうちに必然的にわかっていた。
俺はこれからギターを弾く。この仲間たちとともに。それだけは確かなようだ。
しかし、いったいどうなってるんだ?なぜ?
そんな疑問が次から次へと、太陽フレアのように湧き出ては、汽車から見える景色のようにゆっくりと消えていく。

そんな俺の戸惑いと困惑をよそに、ほかの3人のメンバーはセッティングがすべて終わったらしく「いつでもいけるぞ」っていう余裕とも自信ともとれる顔をしている。
ステージ -といってもただのアスファルトの上だが- の前では、高校生ぐらいと思われるファンの子たちも、どこか落ち着かない様子で、ライブが始まるのを今か今かと待ちわびているようだ。
なんともいえない懐かしい緊迫感と高揚感。
それは、俺があの日以来ずっと探し続け、待ち望み、思い焦がれていたその気持ちに間違いなかった。
アタマはまだぼんやりしていたが、今までの人生のすべての幸せ、そしてこれからの未来に起こるすべての幸せを全部かき集めてきたぐらいの、とうてい言葉では言い尽くせないほどの充実感を、俺はカラダ全体で震えるほど感じていた。

3人は俺を促すように「準備はいいか?」という暗黙の視線を投げかける。
俺は、一瞬その視線を逸らし、太陽の光に目を細めながら、真っ青な空を見上げ軽く深呼吸をした。
そして、右手親指と人差し指でつまんだピックの握りを確認してから、再び視線を戻し、唇で「OK」の動きをさせ、3人に小さくゆっくりとうなずいた。
4人の自信と信頼に満ちた視線が交錯し、その刹那、使い込まれたスティックがお互いをぶつけ合い、曲の始まりを告げる"カウント"が新緑の風の中に響いた。
”1、2、3…”
4発目のカウントが刻まれた次の瞬間、弾き出された4人の紡ぎ出すそれぞれの音が、ひとつの巨大な音のカタマリとなって、スピーカーから乾いた路上に飛び出した。

-つづく-


2011/06/01 Wed. 23:46 | trackback: -- | comment: 0edit

#858 ~迷惑メールシリーズ~ 

まずは、この文章を読んでほしい。

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とても丁寧で美しい日本語のような、それでいて、まったく間違っているような…。
また、季節のはかない移り変わりを見事に描写しているような、それでいて、やたらにバカにされているような…。

なぜ、特に挑発的なわけでもないし、悪意を感じるわけでもないのに、こんなに腹が立つのか。
しかも、読み返せば読み返すほどイライラしてくる。
ある意味、こんな短い文章で、ここまで人の感情をかき乱すなんて、文才があるのだろうか…。


2011/05/31 Tue. 23:56 | trackback: -- | comment: 0edit

#857 「HARU、風の強い日の午後」の巻 

の強い日は悪いことばかり。
髪はくしゃくしゃになるし、目にゴミは入るし、服は砂っぽくなるし…。

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いいこともある。
それは、が、刻一刻と千変万化していく様子が見れること。

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に吹かれるまま、まるでを持ったかのように自由奔放に大空を駆け巡り、

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は光に乱反射する真夏のように、そのさを瞬間ごとに変化させる。
そんなの姿を見ていると、一瞬、どこへでも行けるような気にさせられる。
このは気の遠くなるような悠久の過去から、きっと気の遠くなるような深遠な未来まで続いている。

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ゆっくりとから地上に視線を移せば、人工物に彩られた街の偶像。
数百年後には廃墟と化すのだろう。
そう。ちっぽけな人間が創り上げたものなんていつかは朽ち果てる。
地球の時間軸から見れば、”人間”も、”アリ”も同じレベルの生命体だろう。
自然に害を与えない分、”アリ”のほうがよっぽどマシかもしれない。


2011/05/30 Mon. 23:01 | trackback: -- | comment: 0edit

#856 「HARU、雨の日の午後」の巻 

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の降る午後、うらびれたガレージの軒下に、一匹のがたたずむ。
チラッとこちらにをやって、何事もなかったかのように再び元の体勢に戻る。
一瞬、が合った気がしたが、気のせいだろう。

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「おーい、何やってんの?」
じっと前を見たままで、どうやら俺と遊ぶ気はないらしい。
こういうときって、いったい何を思っているのだろう。

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不完全選択肢の中から、どれかひとつを選ばなくてはならない状況に置かれている自分が、妙にバカらしく思えてきた。
にも選択肢があるのかな。きっとあるのかもしれない。
人間だけだろうな、ときどき、”になりたい”なんて思うのは。


2011/05/29 Sun. 14:58 | trackback: -- | comment: 0edit