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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

#1130 「戦慄のプリズン・レディー!!」の巻 

先日まで働いていた倉庫の仕事を辞め、まったく別の倉庫の仕事を始めた。
そこは俺の想像を絶するかなり濃い場所だった。
倉庫作業で一般的にイメージされるような、男まさりのふてぶてしいおばちゃんたちが実在していたのだ。

朝礼の後、俺を含め勤務初日の者は3~4名ずついくつかのグループに分けられた。
各グループにはリーダー的存在のおばちゃんがいる。
幸いにも俺は比較的『中濃』レベルのおばちゃんグループに割り当てられた。

作業を開始して間もなくすると、隣の作業場から怒声が聞こえてくるようになった。
積み上げられた荷物のすき間からそっと様子をうかがってみると、サディスティックな怒声の主はそのグループのリーダー格のおばちゃんだった。
新人アルバイトに対し文句を言っているようだった。

怒声のおばちゃんはかなりキメキメのファッションで身を固めていた。
というよりも新人アルバイトをまずは視覚から威嚇しようとするかのような、彼女なりの武装といえた。
ジーンズ地のオーバーオールの片側をダラリと外し、まくりあげたTシャツの袖からは倉庫作業で鍛え上げられた丸太のような上腕二頭筋をむき出しにさせ、髪型は超攻撃的なポニーテール仕様だ。

新人アルバイトたちはそのおばちゃんに早くも震えあがっているようだった。
人が震えあがっているという様子を久々に見た。なかなかお目にかかれるものではない。
俺も対岸の火事とはいえ、そのおばちゃんに恐怖した。
(あ、あぶねぇ…、この人のグループにだけは絶対に入っちゃならねぇ…。)

時間が経つにつれ、怒号おばちゃんのテンションは上がりに上がりまくっていった。
今風にいうならば、『アゲぽよ~』だろうか。

「あんたがそこでモタモタしてると、アタシの仕事がスムーズに進まないんだよ!!」
「ほら!!数字をよく見ろ!!間違えると訂正するのはアタシなんだよ!!」
などと、入ったばかりの新人アルバイトたちに対し、超自己中心的な言葉の暴力を容赦なく振るい続けていた。
隣のグループは、もはや小さな軍事国家といえた。
新人アルバイトは理不尽な虐待を受ける囚人のような目をしていた。
(とんでもねぇな、このおばちゃん…。俺の歴史上の人物の中でおそらく最凶、いや最狂だ…。)

―そんな状況に縮み上がりながらも、俺は隣の作業場から、このおばちゃんに『看守』というあだ名をこっそりと、そしておごそかに付けた。

夕方近くになり、各グループがひとつのエリアにまとめられ、共同作業することになった。
キャラの濃すぎるリーダー格のおばちゃんたちも一箇所にまとめられた。
俺はその光景を見て、(こ、これはまさにホンマモンの極悪同盟や…!!)と思わず心の中で関西弁で呟いた。

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その共同作業中、俺がたまたまダンボールの空箱をそのまま放置してしまったときのことだ。
「おら!!空箱!!どかせ!!」
振り返ると、恫喝するような声の主はまぎれもなく『看守』だった。
他人のミスは絶対に見逃さないという、とんでもないネガティブな選球眼の持ち主のようだ。

俺は、(ちっ、なんだコイツ、そんなことで怒鳴るんじゃねぇ!)と心の中で毒づいた。
ここがアンタだけの天下だと思ったら大間違いだぜ。
アンタに歯向かう者がいないと思ったら大間違いだぜ。

俺は生涯最高の作り笑いを浮かべてから、口元を緩め看守に言い放った。

「はい!!すみません!!!!」

こうして俺はまた『長いモノには巻かれ』てしまったのであった。


2012/04/06 Fri. 20:00 | trackback: -- | comment: 0edit

#1128 「ブロ友からの贈り物!!」の巻 

先日、ブロ友のhashibiさんから一冊の素敵な本が届いた。
俺の窮状(惨状)を知り、心の救済になれば、との気持ちで送ってくれたのだ。
本当にありがとう。

DSC02276.jpg
早速その日のうちに読んだ。
本にはこのようなことが書かれていた―。

=====(幸福への近道 / 松原照子著)より====
―幸福とは、人によって様々だと思います。
「自分はあんなふうになりたい」、「このようにしたい」、「こうしてもらいたい」、「子供がほしい」、「恋人がほしい」……。
このことが満たされた時、人は幸福を感じられることでしょう。

しかし、その幸福もまた日が経つと別の思いに囚われ、次の幸福探しをします。
幸福追求には終りがありません。
幸福とは自分の願いが叶うことではなく、思い方、考え方でいつでも感じとれると私は思っています―。
=======================================

……そうかもしれない。
幸せを感じる心を忘れてしまっているということが、一番不幸なことなのかもしれない。
hashibiさん、どうもありがとう。


2012/04/04 Wed. 23:00 | trackback: -- | comment: 1edit

#1121 「夕暮れの外国人墓地にて!!」の巻 

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夕暮れ時にたまたまバイクで外国人墓地の前を通ることになった。
ふと視線を移してみると、夕暮れにライトアップされているみなとみらい地区が目に飛び込んできた。
思わずバイクを停車させた俺は、歩道と外国人墓地を仕切る鉄柵にもたれかかりぼんやりと夕暮れの街を眺めていた。

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かなり冷たいが吹いていて、真冬のように寒く感じられた。
平日のこの時間帯のためか、観光客も皆無で道行く人もほとんどいなかった。
それでも、俺をそこに留まらせておくだけの力を持った美しい光景だった。
どこか儚い幻想的な美しさだった。


2012/03/28 Wed. 21:28 | trackback: -- | comment: 0edit