05 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 07

HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(6/29) 

シャワーを浴びたあと、鏡を見た。
やはり俺は、この鏡に映る現実を受け止めることができないということをあらためて知った。
もうなってしまったものは仕方ない――、そんな風に簡単に気持ちを切り替えることなど到底できそうにない。

時間を巻き戻せたら――。
タイムマシンで過去に戻ることができたなら――。
たった数ヶ月前の出来事なのに、一生取り返しのつかないことをしてしまった。

こうなっている現実よりも、こうなってしまった自分の愚かさが悔しくてたまらない。
毎日スマホやパソコンをいじっているのに、なぜ「目の充血」に関して調べなかったのか。
ちょっと検索すれば、このような事態になることは簡単に防げたのに。

なぜ「目が充血」していることに気付いたときに、メガネに切り替えなかったのか。
簡単なことじゃないか。
子供でもわかるようなこと。

俺は馬鹿だ。
正真正銘の馬鹿。
救いようのない馬鹿な奴だ。

自分が憎い。
自分を許せない。
自分で自分の人生を殺した。

そして日に日に悪化していく目。
神は現状維持すら許さないのか。
これ以上、俺から何を奪うのか。

もういい。
全部奪い取れよ。
どうでもいいさ。

マジメに生きてきてこの仕打ちか。
こんなことなら、もっとめちゃくちゃにやってくればよかった。
何のための人生だったんだ。

中途半端に未来を奪うなら、この命ごと奪えよ。
もっと多くの人から愛されている人の命を繋いで、その代わりに俺の命を奪えばいい。
それのほうが世の中のためだし、意味がある。

もう俺は立ち直れない。
無理だ。
無理なんだよ。

そんなに強くない。
これ以上、苦しみたくない。
苦しむだけの人生とわかっているのに、それでも強く生きろというのか。

もう苦しみたくない。。。
2017/06/29 Thu. 00:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(6/28)「本当の今日」の巻 

目がこんなことにならなければ、今日はどんな1日を過ごしていただろう……。
宮古島出発を1週間後に控え、はやる気持ちが抑えられないほどに幸せを全身で感じていたに違いない。
100パーセントそうなるはずだったし、そうならない可能性なんて皆無だった。

宮古島のために週に6日間働き続けた。
夏にまとまった休みを取るためでもあったし、宮古島に行くために稼がなければならなかったといこともある。
だがその結果は真逆になり、すべての未来図がめちゃくちゃになった。

3月、4月の段階で、無理をせずに週休2日で働いていれば良かった。
あるいはコンタクトを装用するのは、宮古島のときだけにしておき、それ以外の日常はメガネを着用すれば良かった。
後悔することは数えきれないほどある。

結局「眼科」へ通うために休みは多くなり、宮古島のために稼いだお金は診療費に消えていった。
本末転倒を絵に描いたような人生。
おまけに、この目はもう一生治ることはなくなり、コンタクトの装用もできなくなった。
人の目に怯えて暮らし、すべての未来の可能性も奪われた。

そのすべての原因を作ったのは自分自身。
すべて自分が決断したことであり、このような結果を招いてしまったのもすべて自分の責任。

生涯忘れることのできない最高の夏になるはずだった。
誰よりも自由で何にも束縛されない完璧な夏になるはずだった。

いま俺にあるのは不安、絶望、恐怖……。
ポジティブな感情や、浮かれているような感情はまったく存在しない。
ブログ以外のSNSへの投稿も一切やめた。

人はこんな暗い気持ちのまま生きていくことができるのだろうか――。
2017/06/28 Wed. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(6/27)「過ちという名の十字架」の巻 

心の中の不思議な感覚。
嵐の海のように荒れ狂っているとも思う。
朝の湖のように穏やかな静寂さに包まれているとも思う。

自分が日々体験していることが、すべて他人ごとのように感じられる。
怒りの感情やイライラしたりすることは、ほとんどなくなった。
誰かを見てうらやましく思うことも、ほとんどなくなった。

いま誰かの幸せを願わずにはいられない。
みな誰もが健康で幸せであってほしい。
いつも大切な人のそばで笑顔でいてほしい。

辛い思いをするのは俺一人で十分。
俺が背負った「過ちという名の十字架」――。
そんなものを背負う人間が、この世界からいなくなればいいと思う。

自分を責める気持ちは一生消えないだろう。
だがそれと同じくらい生まれてきたことに感謝している。
俺が人生に思うことは「憎しみ」ではなく「感謝」。

いま誰かの幸せを願わずにはいられない――。
2017/06/27 Tue. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(6/27)「絶叫」の巻 

おぞましい叫び声が部屋中に響き渡り、俺は飛び起きた。
そして、その叫び声の主が自分自身であったことをすぐに理解した。
時刻はまだ午前3時。

夢の内容は覚えていない。
きっとよほどの悪夢だったのだろう。
全身汗びっしょりだった。

眠りに落ちるその瞬間まで「目」のことだけを考えていた。
目覚めた瞬間から1日中ずっと。
起きている間は現実に絶望し、寝ている間は悪夢にうなされる。

もう俺には安眠できる夜など訪れないのかもしれない――。
2017/06/27 Tue. 08:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(6/27)「戦慄」の巻 

あはは――。
笑わずにはいられなかった。
笑わなければ精神が崩壊してしまいそうだった。

シャワーを浴びようと思い洗面所へ行った。
鏡で右目の血管を確認する。
俺の頭の中は、毛細血管1本1本の正確な場所まで完全にインプットされている。

いつもと変わりなし――。
そう思った次の瞬間、衝撃――、というよりも、戦慄――、が俺の全身を駆け巡った。
今まで血管のなかった場所に新たな血管が生成され、その付近が充血していたのだ。

嘘だろう――?何かの間違いだろう――?
鏡に顔を近づけもう一度、念入りに確認してみる。
だがそれは見間違いなどではなかった。

考えられる原因はただひとつ。
今日コンタクトを装用したことだ。
100パーセントそれが原因。

しかし装用していたのは、たったの3~4時間。
そんなわずかな時間で新しい血管が生まれることなどあるのだろうか。
単に久しぶりにコンタクトをしたせいで、一時的に炎症を起こしているだけなのではないだろうか。

これが本当に新しい血管で、もう二度と消えないものだとしたら……。
今までの状態でさえ、精神状態はギリギリを保っていたというのに……。
底知れない恐怖が、俺の心臓の鼓動を異常なほど加速させる。

怖くて怖くて仕方ない。
言葉では言い表しようがない本当の恐怖。
もう耐えられない現実。

俺なりに現実を受け入れようとしてきたが、もうこれ以上は難しい――。
2017/06/27 Tue. 00:00 | trackback: -- | comment: -- | edit