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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(4/29)「ケンケンとの再会……」の巻 

昨年の9月以来だろうか、東京に遊びに来ていたケンケンと新宿で再会した。
俺は「目のこと」があるのであまり乗り気ではなかった。
しかしケンケンが「そんなの気にしない」と言ってくれたので会うことにしたのだ。

適当な居酒屋に入った。
ケンケンは「あの夏の日」のままだった。
何ひとつ変わっていない。
俺はケンケンが羨ましく思えた。

着座して乾杯すると、ケンケンに目のことを聞かれた。
店内が薄暗いせいか、俺が右目を見せても「あまりわからない」とのことだった。
明るい場所で、ある程度近くで見ないとわからないかもしれない。

ケンケンと今年の夏の宮古島の計画を立てた。
今まで誰も成しえなかったことを二人でやろうと決めた。
二人で“宮古島伝説”を作ろう――、と。

かなりリスキーなものばかりだが、いくつかの計画が暫定的に決まった。

・シュノーケリングで大神島を一周する
・大神島東側に位置する小さな環礁帯まで行く
・夜のタコ下沖でナイトシュノーケリングする
・伊良部島の座礁船付近にある巨大洞窟へアタックする
・下地島空港の誘導灯先端にあるリーフエッジまで行く
・池間ブロックの沖合2~3キロにあるアウトリーフまで行く

そのあたりまで話が進んだところでタイムアップとなった。
終電の時間がきたのだ。
本当に楽しい時間だった。

だが、すまないケンケン。
俺は宮古島に行くことはできないかもしれない。
それぐらい俺の目は深刻な状況だと思ってほしい。

「心から笑える」ということが、どれほど幸せなことだったのか、今になってようやくわかる。
金や時間がなくたって、思い切り笑い合える仲間がいたら、それだけで、いや、それこそが幸せだったのだ。
そして俺にはもう、その幸せが訪れることは永遠にないように思う。

最後にもう一度、ケンケンと一緒に思い切りシュノーケリングしたかった――。
2017/04/29 Sat. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit