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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(9/10)「いつかは東京湾の色に!」の巻 

20160910 amehuri (5)
海を早々に切り上げ、市街地へ戻った。
久々にモスバーガーへ行った。
宮古島にいるのだから、宮古島らしいものを食べよう――、そんな初期衝動はすでに失われている。

背伸びはしない。
宮古島に囚われる必要はない。
今の宮古島は、キレイな海と空がなければ、横浜とたいして変わらない街だ。

本当に寂しい島になってしまったと思う。
これほど急速に開発が進むなど予想すらしていなかった。
現在、建設中のものも含め、市街地、海沿い、郊外を含め、島内にはホテルやマンション、商業施設が乱立していくだろう。
米軍の受け入れ準備もあるそうで、近々、数千人単位の米兵が宮古島に駐屯することも決まっているらしい。

土地開発のために島内を縦横無尽に走るダンプカー、中国、台湾からの観光客、増加する内地からの観光客。
有名居酒屋店は常に満席、駐車場は常に満車、星を見ていれば星ツアーのライトで邪魔をされる。
美しい海や、光が少ないからこそ見えていた満天の星空も、もう失われるのも時間の問題だ。

『サンゴを守ろう』というより、『観光客を増やそう』というスローガンが優先されるのだろう。
観光客を増やして、サンゴを守れるわけがない。
まったく矛盾したことをしている島だ

その点、竹富島などは行政がしっかりしていると思う。
観光客を受け入れつつも、島の自然や伝統を守る努力を決して怠らない。
何年先、何十年先も、きっと今と変わらぬ島の景観を保ち続けることだろう。

宮古島の将来は暗い。
一時的には、観光客が増加し、観光収入も増えるだろう。
だが観光客がこの島に来る理由は、美しい自然がそこにあるからなのだ。

自然破壊が進み、美しい海も空も失われたとき、”宮古島に行こう”という旅行者はいるのだろうか。
そして一度破壊された自然は決して二度とは元に戻らない。
宮古島は最終的に、観光客も自然も、どちらも失うことになるだろう。

人間は過去に学ぼうとするが、同じ過ちを繰り返す。
破壊されてから、自然の大切さに気づく。
愚かな生き物だ。

そう遠くない未来、宮古島も東京湾の海の色に変わるだろう――。
2016/09/10 Sat. 16:00 | trackback: -- | comment: -- | edit