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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(9/11)「大地のリズム・ジャンベ!」の巻 

20160911 janbe (1)
ケンケンは、ただ再訪しただけではない。
新しい出会いもプロデュースしてくれた。
宮古島でしっかりと根を張って生活しているハルちゃんを紹介してくれた。

そのハルちゃんの友達が、今夜、新城海岸で”ジャンベ”というアフリカの民族音楽のイベントをやるのだという。
ハルちゃんの友達の許可をもらい、俺とケンケンも一緒に行けることになった。
こういう経験は、めったにできるものではない。

久々に再会したケンケン。
そしてまだ出会って1時間足らずのハルちゃん。
”ミヤコジマジック”らしい、奇跡的な流れになってきた。

俺たち3人は、夜の新城海岸へ向かった。

20160911 janbe (2)
新城海岸に到着すると、ビーチの奥のほうにうっすらと灯りが見えた。
近づくにつれ、太鼓の音も聞こえてくる。
焚火の炎がメラメラと揺れていた。

20160911 janbe (4)
月明かりのもと、Tさんがジャンベ、TSさんがドゥンドゥンという打楽器を演奏していた。
Tさんのご家族や、友人たちもすでに数人来ていた。
風はほとんどなく、月明かりの中、焚火の匂いとジャンベの音だけが新城海岸を支配する。

もともとジャンベとは、アフリカの祭事ごとのときや、日常的に演奏される楽器ということだ。
ジャンベはリードギター、ドゥンドゥンはベースに相当する役割を持つらしい。
ドゥンドゥンのリズムが延々とループする中、ジャンベが多彩なリズムと高音から低音まで出せる音で味付けをしていく。
たった2つの打楽器だけで演奏しているとは思えないほどの深い響きがある。

最初はただ見ているだけだったのだが、時間がたつにつれカラダの中に妙なグルーブが生まれてくるのを感じた。
脳に響くというより、DNAに響くような大地のビート。
人間が本来生まれ持っている本能、それを揺さぶられるような感覚だ。

これは言葉では決して説明できない。
その場にいる人間とのビートが共鳴し合い、おそらく一種の集団トランス状態に陥るのだと思う。
とにかく、そのリズムが自然にカラダを動かし、非常に心地よくなってくるのだ。

Tさんのご厚意により、俺たち3人もセッションに参加させてもらうことができた。
実際にやってみると、想像以上に難しかったが、できないながらも夢中で叩いた。
やがて多少リズムが整いだしてくると、得も言われぬ恍惚感が生まれはじめる。

海、空、月、星、風、炎、そして太古のDNAを呼び覚ますようなジャンベの大地のリズム。
人間の五感すべてが揺さぶられた。
自分が生身の人間であるということが自覚できるような感覚――、とでも言えばよいのだろうか。

最高の夜だった。

Tさんは、もともと東京出身の方で、今の本業は農業らしい。
非常にフレンドリーで、そして熱い人だ。
初対面であったが、イベントが終わる頃にはすっかり打ち解けることができた。

TSさんは、現在、宮古島で手作りのアクセサリーショップを経営されている方だ。
お二人とも、俺とは比較にならないほどの理想と行動力、そしてそれを実現するパワーを持っている。
俺の宮古島ライフなど、普通の観光客にちょっと毛が生えた程度にしかすぎないということを痛感させられた。

それにしても音楽って本当に素晴らしい。
一緒にひとつの曲を演奏すれば、その音楽を通して、初めて会った者同士でも、お互いに何かを感じ合える。
TさんやTSさんと早く打ち解けることができたのも、ジャンベという楽器を通して共鳴し合えたからに違いない。

Tさんが、今度、農作業の手伝いに来てほしい――、と冗談めいて言っていた。
人手が足りないらしい。
Tさんは、半分冗談のつもりだったと思うが、挑戦してみようかと思っている。

自分から積極的に動かなければ、農業体験をする機会などまずないだろう。
知らないことにチャレンジすることは、自分の可能性を大きく広げるチャンスでもある。
そのチャンスが目の前にあるのであれば、それを見過ごす手はない。

そういった行動から新しい出会いも生まれるはずだ。
その出会いから、また新たな可能性が広がる。
”行動=出会い=可能性”なのだ。

もう宮古島ライフも終盤になったが、残された時間の中で、今まで以上に積極的に行動していくつもりだ――。
2016/09/11 Sun. 23:00 | trackback: -- | comment: 0edit

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