09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 11

HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(1/25)「いい人生だったと……」の巻 

仕事が異動になるタイミングに、自身の手術などが重なり、結局9日間も仕事を休んでしまった。
今日から仕事復帰するとともに、新しい職場での勤務開始となった。
いろいろと覚えることも多く、仕事だけに集中したとしてもかなりキツい状態だ。

結局、昨夜もほとんど眠れなかった。
部屋の明かりを消して布団に入る。
しかしいざ眠ろうとすると、考えてしまうのはやはり父のこと。

目を開けると真っ暗な部屋の天井。
そう遠くない未来に、父が見る世界はこうなってしまうのだろうか。
当たり前に見えていた世界が、すべて闇になってしまうのだろうか。

ただひたすらに一生懸命働いてきた父。
仕事も引退し、ようやくのんびり余生を過ごせるはずだった。
大好きな釣りを思う存分楽しめるはずだった。

目が徐々に見えなくなるという恐怖は、きっと想像を絶するものだろう。
それでも父は、決して弱音を吐いたりはしない。
たとえようもない恐怖と闘っているはずなのに。

朝目覚めれば、カーテンの隙間からこぼれる陽の光。
それで新しい朝が訪れたことを知る。
そんな当たり前の光景が、本当はとても幸せで、大切な時間なんだと思わずにはいられない。

俺の顔を、もう二度と見てもらうことができないかもしれない――。
今までの人生の中で、これほど父のことを考えた時間はなかった。
当たり前の日々が、どれだけ幸せなことなのか――、もっと早くに気付くべきだった。
いま“当たり前の日々”を送っている人がいたら、それは幸せなことなのだと気付いてほしい。

俺はもっと強くならなければいけない。
辛いのは父なんだ。
俺が弱音を吐いてどうする。

「いい人生だった」と、父が最後に振り返れるような、そんな心豊かな人生をサポートしてあげたい――。
2017/01/25 Wed. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit