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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(2/18)「心を揺さぶる一冊」の巻 

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書店でふと目に止まった一冊の本。
『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』――。
そのあまりにもストレートすぎるタイトルに、心が惹きつけられた。

さっそく購入し、通勤途中に一気に読んだ。
数多くの患者を看取ってきた、著者でもあるホスピス医の小沢竹俊氏の言葉は重かった。
はっとさせられる文章はひとつやふたつではなかった。

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私たちはふだん、「お金がほしい」「出世したい」「おいしいものが食べたい」「海外旅行に行きたい」など、さまざまな欲望を抱えて生きています。
<中略>
ところが、病気になったり歳をとったりして、身体が思うように動かせなくなると、欲望のあり方は変わります。
それまで「おいしいものが食べたい」と思っていた人が、「胃ろうではなく、もう一度自分の口で食事をしたい」と思い、「海外に行きたい」と思っていた人が、「もう一度、自分の足でトイレに行きたい」と思うようになる。
つまり、当たり前の日常を望むようになるのです。
<中略>
そしてようやく、自分が多くのものを手にしていたことに気づき、感謝するようになるのです。
-------------------------------------------------(本文より抜粋)

本書を読み終えたあと、「当たり前で穏やかな日々」が、どれほど大切で、かけがえのない時間なのかということをあらためて知った。
俺がいつも嘆いている「同じような毎日」。
だが、そんな日々こそが本当は大切なのかもしれない。

ほとんどの人が、明日が来るのは当たり前だと思っている。
だが死を目前に控えたとき、明日が来るということが、どれほど幸せなことだったかということに気づく。
たいしていい事もなく、変わりばえのしない日々でも、明日を迎えられるというだけで幸せじゃないか。

本当の幸せというものは、当たり前の日常の中にこそあるものなのかもしれない――。
2017/02/18 Sat. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit