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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(5/10)「残された道」の巻 

残された道は二つ――。

目のハンディを乗り越えて強く生きるか。
目のハンディに負けて人生を諦めるか。
もちろん選ばなければならない「答え」はわかっている。

先天性のものであれば諦めもつくかもしれない。
だがこれは俺の過ち。
だからこそ現実を受け入れられないまま、毎日、自分を責め続けている。

まったく皮肉なものだ。
それまで思い悩んでいたことが、この「目」のせいですべて吹き飛んでしまった。
これまでの人生、一体どれだけ取るに足らないことで悩んでいたのだろうと思う。

今は、この「目」以外は何の不満もない。
何もかもが順風満帆、穏やかで、潤いのある生活。
鏡さえ見なければ、本当に幸せな日々だと思う。

周囲の人たちは、みな優しく接してくれる。
こうなってみて初めて、自分がどれほど恵まれた環境にいたのかに気づかされる。
たくさんの人たちに支えられて生きていたことを知った。

人生とは何か――。

そう問われたら、俺はいまハッキリと答えられる。

人生とは、人の優しさを知るための旅なのだと――。
2017/05/10 Wed. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit