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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(5/16)「一人きり」の巻 

やっぱりダメだ。
どうしても前向きに考えることができない。
鏡を見るたびに、この右目を呪いたくなる。

なぜこんなことになってしまったのだろう……。
こんなはずじゃなかった……。
夏の宮古島に向けて、最高に楽しい時期を迎えていたはずだった……。

宮古島どころか、生きる気力さえ失ってしまった。
もう二度と元には戻らないこの目。
血管が太く浮き出た、病的で醜い右目。

つい3月までは何ともなかった。
宮古島行きも決まり、宿やレンタカーの手配に心弾ませていた。
まさかこんなことになるなんて、何億分の一さえも考えなかった。

これからも俺は生きていく。
だが失われた輝きは二度とは戻らない。
ただ「与えられた人生」を無駄にしないためだけの人生。

俺はもう、人生を楽しんではいけないんだと思う。
「自分が自分であった人生」は幕を閉じたのだ。
死ぬ最期の日まで、毎日鏡を見るたびに自分を呪い、後悔し続けるのだろう。

俺は一人でいる時間が好きだった。
きっと死ぬときも一人なんだろうな。
それでいい。俺にはそれがお似合いだ。

この世には、神も救世主も存在しない。
あるのは「現実」という真実だけだ。
生きていくのが、死ぬのと同じくらい怖い。

未来への不安と恐怖で動悸が止まらない――。
2017/05/16 Tue. 00:00 | trackback: -- | comment: -- | edit