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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(5/28)「進路」の巻 

朝、顔を洗うとき。
夜、寝る前。
それ以外は極力、鏡を見ない生活を続けている。

鏡を見ても、どうせ絶望するだけで、何もいいことなどないからだ。
だがどうしても鏡を見なければならないときもある。
そんなときは、とにかく「右目」をまともに見ないように細心の注意を払う。

せっかく心が安定してきても、鏡を見るたびにすべてが崩壊し、またゼロから出発しなければならない。
今日も「普通の目」を持った多くの人たちを見た。
「血管の浮き出ていない普通の目」を持っているだけで、それがどれほど幸せなことか、すれ違う人々は誰も気づいていない。

たとえば歩くのが不自由な人がいたとする。
そういった人から見たら「普通に歩ける」俺のことを、やはりうらやましく思うのだろうか。
人は誰もが「自分の持っていないものを持っている人」に対して、憧れを持つものなのかもしれない。

我ながら滑稽で情けないと思う。
たかだか、わずか数ミリ程度の血管に、一度しかない人生を翻弄されているなんて。
だが自分の持っているコンプレックスを他人に理解してもらうのは難しいことだろう。

もう5月も終わる。
この2ヵ月はあっというまだった。
そして毎日が本当に辛い日々だった。

夏の予定は、大きく根底から崩れ去った。
夏の予定どころか、今後の人生そのものが大きく狂った。
俺はただ一人、暗闇の絶海で強烈な嵐に翻弄されている紙の船だ。

このまま沈むのか、それとも嵐を超えるのか。
未来は完全に予測不能。
ここから、どう舵を切っていくか。

向かうべき進路を1日も早く見つけなければ、俺は今にも絶望の深海に沈んでしまいそうだ――。
2017/05/28 Sun. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit