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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(6/24)「黄色いネックウェイト」の巻 

20170624 neckweght (2)
3月某日――。
俺は水の入ったペットボトルを首からぶら下げていた。
宗教的な儀式でも、ノドが乾いたわけでもない。
「ネックウェイト」を作成するにあたり「何グラム」がベストな重さなのかを確認していたのだ。

「ネックウェイト」というのは、素潜りをする際にカラダを沈みやすくするために付ける「首に巻く重り」のことである。
適正な重さは個人個人違うため、自分に合った重さをチョイスしなければならない。
軽すぎたら意味がないし、重すぎると浮上するときが大変になる。

ウェットスーツの浮力を相殺する重さがベストなのだが、俺には「750グラム」がちょうど良さそうだ。
早速その重さでオーダーメイドすることにした。
ネックウェイトはその性質上(首周りの太さも人によって違うため)既成品は存在しない。
基本的にすべてが受注生産になる。
納期までに時間がかかるため、余裕をみて3月の時点で製作依頼の注文を出しておいた。

20170624 neckweght (3)
そして先日ついに、注文していたネックウェイトが届いた。
世界で一つしかない、俺だけのネックウェイト。
水中でも目立つよう、特別にイエローのテーピングを施してもらった。

想定していたサイズよりも少しだけ長かったが、特に問題はなさそうだ。
重さがこれで適正なのかどうかは、実際に潜ってみないとわからない。
まあ今年の夏は、あくまでも「テスト装着」ということになる。

この「ネックウェイト」と、昨日紹介した「オプチカルレンズ」を組み合わせれば、水深15メートルの潜水も可能になるかもしれない。

今までは、深く潜れば潜るほど、その水圧でコンタクトが眼球を圧迫するので怖い部分もあった。
だがオプチカルレンズなら、裸眼の状態と同じなのでその心配がなくなる。
コンタクトができないというマイナス要素が、プラスに転じる場面だ。

この2つの秘密兵器が「水深15メートルオーバー」という新たな世界を見せてくれるかもしれない。
そこには一体、どんな景色が広がっているのだろう。
片道15メートル、往復30メートル。
目がこんなことになり、コンタクトを諦めた今だからこそチャレンジできる世界。

プールを水平に泳ぐのとはわけが違う。
息を止め、ディープブルーの海底を目指し垂直に潜る。
途中で息が続かなくなったらゲームオーバー――、命を失う。

昨年は10メートル超えの潜水はほとんどしていない。
果たして今年はどこまで潜れるのか。
新しい世界は俺を歓迎してくれるのか。

今までの宮古島ビーチエントリーでは、最も深い場所でも、水深約15メートルの※ドロップオフしか知らなかった。
(※リーフや岩が垂直に近い形で深場まで落ちていること)

だが昨年の下地島ビーチエントリー。
水深30メートルオーバーの、海底のまったく見えない悪魔のようなドロップオフを偶然発見した。
この発見は、今年俺を潜水にチャレンジさせるための「神のお導き」だったのかもしれない。

自分の限界に挑戦する、悪魔のドロップオフアタックまで、あと12日――。
2017/06/24 Sat. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit