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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(6/29)「負け犬」の巻 

休みなく働いて、生活を切り詰めて貯金をする。
老後のため、何かあったときのために。
馬鹿みたいに盲信してきた。

しかしそんな行為に意味はなかった。
「何かあって」も、金など何の役にも立たない。
訪れるかどうかもわからない「老後のため、何かあったときのため」を考えるよりも、今の人生を豊かにするべきだったと思う。

宮古島で暮らしたいなら、そうすれば良かった。
自分の意思のままに行動すれば良かった。
いろいろなことを考えた結果、宮古島と横浜との二重生活を選んだ。

だがそれは間違いだった。
「結果」など恐れず、自分の信念のままに行動すべきだった。
やりたいことをやっている「つもり」でいただけで、実際はがんじがらめの生活だった。

俺が本当にやりたかったこと。
それは宮古島で暮らすということだった。
こうなってみてはじめて、それが揺るぎない本当の気持ちだったことに気づく。

手遅れになってみて、はじめてわかる真実。
やりたいことは積極的に挑戦して、いつ死んでも後悔しないような人生を送りたい――、そう思って生きてきた。
そして実際そうできていると信じ込んでいた。

だが自分の目がこういうことになって初めて気づく。
すべて、見せかけだけ、上っ面だけの満足感だった。
俺の人間性と同じ。表面だけ取り繕って中身は空っぽ。

結局、俺は家族や仕事のことを言い訳にして、宮古島に移住することはしなかった。
何が「やりたいことは積極的に挑戦して……」だ。
何が「いつ死んでも後悔しないような人生を送りたい……」だ。

綺麗ごとばかり言ってるだけで、結局は何もできないただの臆病者じゃないか。
その挙句、自らの過ちでこんなカラダになった。
救いようもないし、救う価値もない人間。

そして、いつも逃げてばかりの負け犬――。
2017/06/29 Thu. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit