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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(7/13)「ラビリンスの編隊」の巻 

20170713 labyrinth (3)
ここは俺が通称「ラビリンス」と呼んでいるポイントだ。
その名前の由来は、ここが「迷宮」のように入り組んでいる地形をしているからだ。
海中の至るところでリーフとリーフの間に亀裂が入っている。

20170713 labyrinth (5)
また海底には「チャネル」と呼ばれる「水路」も多数存在しており、どんな生物が出てきてもおかしくないような場所である。
透明度が良すぎてわかりづらいが、ここで水深はおよそ15メートル程度。
今日は海況が穏やかすぎたため、ラビリンスは不気味な静けさに包まれていた。

20170713 labyrinth (4)
水中に顔を浸けていると、波の音がときどき響くくらいで、あとは自分の息遣いしか聞こえない。
自分との対話、自然との対話、そんな厳かな気持ちになってくる。
神秘的な美しさの中で、俺は自然と一体化していた。

20170713 labyrinth (2)
海のコンディションが良かったため、今日は思い切ってラビリンスのかなり奥まで泳いでみた。
いくら海が穏やかとはいえ、もちろん俺にだって恐怖心はある。
たった一人でアウトリーフの奥を目指すことは「生存本能」に反することだ。
その防御反応として恐怖心を芽生えさせ、行動をセーブさせるのかもしれない。



20170713 madaratobiei (1)
2匹のマダラトビエイ。
今まで単独でなら、何度も見たことがあった。
複数で見たのはこれが初めてだ。

少し疲れたので、立ち泳ぎしながら水面で呼吸を整える。
マスクのストラップも着け直し、態勢を立て直す。
そして再びシュノーケリング開始。

20170713 madaratobiei (3)
顔を海中に浸けた瞬間、俺を驚愕させる展開が待っていた。
なんと、マダラトビエイが4匹編隊を組んで、俺の足元を悠然と泳いでいたのだ。
慌ててカメラを構える。



20170713 madaratobiei (2)
写真ではあまり伝わらないと思うが、想像を絶する迫力だった。
見たこともない光景が目の前で展開されており、とうてい現実とは思えないような世界。
水族館のガラス越しに見るようなショーが、本物の海の中で、しかも目の前で繰り広げられているのだ。



20170713 madaratobiei (5)
親子なのか、友達同士なのか、その関係性はわからないが、俺には彼らが遊んでいるように見えた。
追いかけっこをしているようにも見える。
隊列をときどき崩したり、また揃ったり。



20170713 madaratobiei (4)
やはり自然というのはすごい。
こんな光景が見れるなんて、考えもしなかった。
昨日のウミガメの怪物に引き続き、今日はマダラトビエイの編隊。

宮古島に来てからまだ1週間しか経っていないというのに、毎日がそれぞれに素晴らしい世界を見せてくれる。
俺のシュノーケリングライフは、このあとどんな展開を見せるのだろうか。
昨日よりも、今日よりも、さらに驚くようなことが起こるのか。



ちなみに、このマダラトビエイの編隊を見たあと、サメ(ネムリブカ)を目撃した。
すぐに動画を回し始めたのだが、少し距離があったため、お見せできるほどのクオリティーではなかった。
必死で追いかけたのだが、完全に見失ってしまった。

実は以前にも「ラビリンス」で2匹のホワイトチップ(ネムリブカ)を見たのだが、どうやらこのあたりに寝床のような場所があるのかもしれない。
またチャンスがあれば、サメの撮影にも挑みたい。

「目」のことがハンデになっていることは否めないが、俺の今年の行動力は日を追うごとにキレキレになってきているような気がする。
冒険心と好奇心と行動力が以前よりも増したのと同時に、何事にも動じない冷静さが備わったような気がする。

ところで宮古島に来てから7日間連続で海に潜っている。
すべて違うポイントを攻めているが、未だに元気なサンゴには巡り合えない。
この「ラビリンス」にも、数年前にはかなり美しいサンゴの棚田が広がっていたのだが、今は完全に死滅に近い状態だ。

今年、俺はビーチエントリーで、果たしてサンゴを見ることはできるのだろうか――。
2017/07/13 Thu. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit