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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(7/1)「目、心、カラダ」の巻 

南の楽園・宮古島――。

そんな、都会で暮らす者たちの憧れの地・宮古島に、これだけ後ろ向きな気持ちで旅立つヤツなんているのだろうか。
昨年までは、どんな熱狂的宮古リピーターよりも熱い気持ちで宮古島へ旅立った。
今年は、宮古島の突き抜けるような青空でさえ、一瞬で荒天にしてしまうほどのネガティブさを引き連れて旅立つことになる。

「目」がこうなってから、俺の生活にはメリハリがなくなった。
仕事を終えても、帰宅できるという喜びはなく、単なる時間経過のひとつにしかすぎなくなった。
常に「目」のことと「後悔」だけが、心を支配している状態だ。

この「鬱的」状態が1日中つづく。
それが原因で自律神経などのバランスが大きく狂ったのだろう。
最近は毎日カラダが重く、判断力の低下も著しい。

「目」も「心」も「カラダ」もすべてが最悪の状態。
だが宮古島に行ったら最善は尽くすつもりだ。
しかし思い描いた宮古島ライフが送れないと判断した場合、俺は迷いなく横浜に戻る。

宮古島出発まで、あと5日――。
2017/07/01 Sat. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(6/30)「賽(さい)は投げられた」の巻 

20170630 (1)
何の高揚感も期待感もない。
夏の宮古島を思い切りエンジョイしようなどという発想は皆無だ。
こんな気乗りのしない荷造りは、間違いなく人生初だろう。

いつもはあれこれと想像し、楽しみながら荷造りしていた。
だが今回はまるで違う。楽しさなどまったくない。
毎年のことなので、特に考えなくても過去の記憶に基づいてカラダが勝手に作業を進めてくれる。
冒険に出るという感覚はなく、どこまでも事務的な感じだった。

20170630 (2)
過去6年間のデータと経験値から、2017年の宮古島計画は、ついに完璧な領域にまで到達した。
ダイビングギアの調達も、スケジュール調整も、航空券や現地での各種手配も、何もかもが計算通りだった。
自分でも「これ以上はないだろう」と思えるくらい、計画は完全無欠だった。
あのことを除いては……。

99%が完璧だったのに、残りの1%が想定外だった。
そしてその「1%」が、すべての計画を破綻させ、俺の未来予想図までもを崩壊させた。
この「右目」だ。

あの日から約3ヵ月。
オセロゲームのように、日を追うごとに「希望」は「絶望」へと塗り潰されていった。
やがてゲームの盤上は「絶望」で真っ黒になった。
そして、もう二度と「白(希望)」が逆転することはないだろう。

荷造りは終わり、荷物は今日すべて宮古島へ発送した。
これで事実上、俺の宮古島行きが確定した。
泣いても笑っても、あと1週間後には俺は宮古島の空の下にいる。

今年の宮古島。
本当にどうなるのか想像もつかない。
浮かれる気持ちは未だにゼロ。

宮古島まで、あと6日――。

とにかく、賽(さい)は投げられた――。
2017/06/30 Fri. 18:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(6/30)「救いを求めて」の巻 

スマホを手に取っては「自己啓発」に関するサイトばかり見ている。
何でもいい。少しでも気持ちが楽になるような、前に進めるような言葉が欲しい。
こういった「何か」に心の救いを見出そうとする心情が、多くの宗教を誕生させたのかもしれない。

人は弱い生き物だ。
何かにすがらなければ生きていくことができないときだってある。
俺も「何か」にすがりたくて、毎日ひたすらネットの世界を旅している。

いくつかの前向きになれそうな言葉を見つけた。

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いま何が「できないか」より、いま何が「できるか」を考えてみよう――。

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恐怖は逃げれば二倍になるが、立ち向かえば半分になる――。

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良い1日にすることは、悪い1日にするのと同じくらい簡単だ――。

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人生はできることに集中することであり、できないことを悔むことではなはい――。

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人生はどれだけ勝ち続けられるかじゃない、負けたときにどれだけ前に進むかだ――。

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他人と自分を比べてしまうのはしょうがない。
ただ、あの人のほうが私より「上」だとか「下」だとか考えて、幸せを他人との比較で決めるのは、もうやめなさい。
あなたが幸せかどうかは、あなたの気持ち次第。
「自分は幸せだ」と思える人だけが、幸せに人生を送れるんです――。

以上、いろいろと前向きな言葉はあった。
それなりには響くのだが、心を動かすような、魂を揺さぶるような鮮烈な言葉はなかった。
だがポジティブな考えをする習慣を身につけることは決して悪いことではないはずだ。

少しずつでも前に進んで行ければいいと思う――。
2017/06/30 Fri. 15:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(6/29)「負け犬」の巻 

休みなく働いて、生活を切り詰めて貯金をする。
老後のため、何かあったときのために。
馬鹿みたいに盲信してきた。

しかしそんな行為に意味はなかった。
「何かあって」も、金など何の役にも立たない。
訪れるかどうかもわからない「老後のため、何かあったときのため」を考えるよりも、今の人生を豊かにするべきだったと思う。

宮古島で暮らしたいなら、そうすれば良かった。
自分の意思のままに行動すれば良かった。
いろいろなことを考えた結果、宮古島と横浜との二重生活を選んだ。

だがそれは間違いだった。
「結果」など恐れず、自分の信念のままに行動すべきだった。
やりたいことをやっている「つもり」でいただけで、実際はがんじがらめの生活だった。

俺が本当にやりたかったこと。
それは宮古島で暮らすということだった。
こうなってみてはじめて、それが揺るぎない本当の気持ちだったことに気づく。

手遅れになってみて、はじめてわかる真実。
やりたいことは積極的に挑戦して、いつ死んでも後悔しないような人生を送りたい――、そう思って生きてきた。
そして実際そうできていると信じ込んでいた。

だが自分の目がこういうことになって初めて気づく。
すべて、見せかけだけ、上っ面だけの満足感だった。
俺の人間性と同じ。表面だけ取り繕って中身は空っぽ。

結局、俺は家族や仕事のことを言い訳にして、宮古島に移住することはしなかった。
何が「やりたいことは積極的に挑戦して……」だ。
何が「いつ死んでも後悔しないような人生を送りたい……」だ。

綺麗ごとばかり言ってるだけで、結局は何もできないただの臆病者じゃないか。
その挙句、自らの過ちでこんなカラダになった。
救いようもないし、救う価値もない人間。

そして、いつも逃げてばかりの負け犬――。
2017/06/29 Thu. 23:00 | trackback: -- | comment: -- | edit

(6/29)「平等じゃない命の重さ」の巻 

シャワーを浴びたあと、鏡を見た。
やはり俺には、この鏡に映る現実を受け止めることができない、ということをあらためて知った。
もうなってしまったものは仕方がない――、そんな風に簡単に気持ちを切り替えることなど到底できそうにない。

時間を巻き戻せたら――。
タイムマシンで過去に戻ることができたなら――。
たった数ヶ月前の出来事なのに、一生取り返しのつかないことをしてしまった。

こうなっている現実よりも、こうなってしまった自分の愚かさが悔しくてたまらない。
毎日スマホやパソコンをいじっているのに、なぜ「目の充血」に関して調べなかったのか。
ちょっと検索さえすれば、このような事態になることは簡単に防げたのに。

あるいは、なぜ「目が充血」していることに気付いたときに、すぐメガネに切り替えなかったのか。
簡単なことじゃないか。
子供でもわかるようなこと。

俺は馬鹿だ。
正真正銘の馬鹿。
救いようのない馬鹿な奴。

自分が憎い。
自分を許せない。
自分で自分の未来と人生を殺した。

そして日に日に悪化していく目。
神は現状維持すら許さないのか。
これ以上、俺から何を奪うのか。

もういい。
全部奪い取れよ。
どうでもいいさ。

マジメに生きてきてこの仕打ちか。
こんなことなら、もっとめちゃくちゃにやってくればよかった。
何のための人生だったんだ。

中途半端に未来を奪うなら、この命ごと奪えよ。
命の重さは平等なんかじゃない。
多くの人から愛されている人の尊い命を繋いで、その代わりに俺の命を奪えばいい。
それのほうが世の中のためだし、意味がある。

もう俺は立ち直れない。
無理だ。
無理なんだよ。

そんなに強くない。
これ以上、苦しみたくない。
苦しむだけの人生とわかっているのに、それでも強く生きろというのか。

もうこれ以上、苦しみたくない。。。
2017/06/29 Thu. 00:00 | trackback: -- | comment: -- | edit