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HARUのスローライフ日記

~死す時は宮古の海に抱かれて~

(8/10)「新たなる旅立ち」の巻 

20170810 taramajima (1)
俺が多良間島行きを決めたのは「たらまゆう」の出航1時間前だった。
平良第二埠頭の多良間海運事務所前から、多良間島のゲストハウスへ電話をした。
ひとつだけ部屋の「空き」があるというので、その場で宿の予約をし、多良間島行きのチケットを購入。
車と大人1名で26050円。

20170810 taramajima (2)
何日か前から、多良間島上陸の準備は進めていたが、行くかどうかは正直迷っていた。
海況があまり良くなかったこともあるし、横浜へ帰るまで2週間を切っていたこともある。
だがこのまま宮古島にいても、残りの日々が素晴らしいものになるとは到底思えなかった。

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「新しい何か」に飢えている。
俺には次なるステージ――新天地――が必要だ。
それが「多良間島」だったのだ。

20170810 taramajima (4)
これ以上宮古島に留まっても、過去の自分をトレースするだけで、何も生み出さないことに気づいていた。
2012年に感じていた未知なるものへの「ワクワク感」「ドキドキ感」は、宮古島ではもう完全に失われている。
そこに何があるのかはわからないが、とにかく行動すれば何かが変わる――、そんな気持ちが俺を多良間島へと突き動かした。

20170810 taramajima (5)
多良間島に上陸。
初めて海外へ一人旅したような、未知なる体験への期待と不安で胸が躍る。
2012年の11月に訪れて以来、約5年ぶりの来島だ。

今思えば、5年前はシュノーケリングも始めたばかりで、右も左もわからぬままの来島だった。
行きのフェリーの中での「ある出会い」のおかげで、多良間島での日々は予想外のものになった。
それが「良かった」のか「悪かった」のかは別として、自分の思うように行動できなかったのは事実。

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だが今回は5年前とは違う。
俺自身も違うし、今回は宮古島から車も丸ごと持ってきた。
不慣れな地で、運転しなれた車がすぐ使えるというのは、かなり大きなメリットになるだろう。

20170810 taramajima (24)
それだけじゃない。
生活用品や、シュノーケリング器材もすべて完璧に揃っている。
制約があるのは「(残された)時間」だけで、あとは完全なる「自由」。

20170810 taramajima (9)
宿にチェックインするよりも、まず先に島を走ってみたかった。
「ふる里海浜公園」――。
最初に辿り着いた場所がここだ。

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5年前にも来ている。
何の変哲もない東屋(休憩所)があるだけなのだが、なぜかとても居心地が良い。
目の前に一周道路があるが、ここを車が通ることはほとんどない。

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東屋から見える景色。
島の北側に位置するこの場所からは、水平線に水納島(みんなじま)が望める。
独特の島時間が流れているのを実感できるのだが、それはここへ来なければ伝わらない感覚だろう。

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島の全体像を確認。
多良間島は、本当に「まあるい島」だ。
北側に記載されている小島が水納島になる。

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宿へ行く前に「多良間村役場」に立ち寄った。
アテにしていた「はまさき」からの「水納島行き」は難しそうなので、他に水納島へ渡る方法がないかを尋ねに行ったのだ。
行った時間が昼過ぎだったため、役所は休憩時間中だった。

20170810 taramajima (21)
所内に残っていた職員の男性が対応してくれた。
信じられないくらい親切な方で、最終的にはボートを所有している、その人の個人的な友達の電話番号を俺に教えてくれた。
「もし他を探しても水納島行きの船が手配できないようなら、ここへ電話してみなさい」と言ってくれた。

水納島がどうとかよりも、俺みたいな通りすがりの観光客に、そこまで親身になってくれたその人の姿に感銘を受けた。
この時点で、すでに多良間島が好きになり始めていた。

20170810 taramajima (18)
午後1時前、ようやく宿にチェックイン。
案内された部屋は想像以上に綺麗で清潔感があった。
エアコン、テレビ、冷蔵庫も部屋内に完備している。
宮古島のゲストハウスの個室でも、冷蔵庫まで完備している宿はそう多くはない。
いい旅になりそうだ。

20170810 taramajima (11)
基本的に島内にスーパーは2軒のみ。
そのうちの1軒は、この「Aコープたらま店」。
結局、今回の旅では、ほとんどの買物をこの「Aコープ」ですることになる。

20170810 taramajima (12)
もう1軒は「中央スーパー」。
「Aコープ」の目の前にある。
どちらも午後7時までの営業なので、必要なものはそれまでに買っておかなければならない。

なぜ今回の旅で俺が「Aコープ」ばかり利用したかというと、同じ商品を比較した場合「中央スーパー」よりも価格が安いからだ。
しかも「中央スーパー」の商品には価格が表示されておらず、レジを通すまで商品の金額がまったくわからない。
まさに「ロシアンルーレットスーパー」なのだ。
感覚としては、すべてが「言い値」や「時価」といった感じだった。

20170810 taramajima (13)
ここは島で唯一の信号機がある交差点。
島の中心的な場所といえるだろう。
俺もここを起点として、島のあちこちへ行くことになる。

20170810 taramajima (22)
とりあえず、カップ麺とパンで腹を満たした。
ちなみに多良間島でランチを食べれる店は「そば処みどりや」の1軒しかないようだ。
この昼食事情が、意外にも俺を悩ませる最大の問題になっていく……。

腹を満たした俺は、ようやく島内ドライブをスタートさせた。
もちろんシュノーケリングで潜るポイントを探るためである。
また、夕日スポットや、星空撮影スポットのロケハン(下見)も兼ねている。

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ここはとあるビーチ(名前不明)へと続く道。
あとでわかることだが、この両サイドの柵のようなものは、島の至るところで見ることができる。
似たような景色の中に、同じような柵が、同じような間隔で立っているので、そこがどこのビーチなのか混乱してしまう。

20170810 taramajima (15)
午後になると雲が多くなった。
それでも時折差し込む日差しは強烈だった。
どこのビーチに下りても、人がいることはほとんどなかった。

この日は島の南からスタートし、時計回りで北側のビーチまで下調べをした。
俺が重点的に確認したのは、浜からリーフエッジまでのおおよその距離。
あとは手前の浅瀬の様子を見て、サンゴがありそうなポイントを推測した。

20170810 taramajima (17)
今日は宿で「夕食」もお願いしていたので、その時間に合わせ、午後6時半頃には帰宅した。
俺の泊まった宿は、素泊まり料金に「プラス1000円」で夕食が追加できる。
このボリュームで1000円なら、毎日夕食を付けてもいいかもしれないと思った。

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5年前に来たことがあるとはいえ、多良間島はほとんどが未知の領域。
その時の移動手段は自転車だったので、行ける場所も限られていた。
当時の記憶だって薄れている。

20170810 taramajima (23)
だから今日は何もかもが新鮮だった。
どこへ行くのも楽しかったし、ワクワクした。
道に迷ったり、地図を見たりを、何度も何度も繰り返した。
車が通れない場所まで誤って入ってしまったり、いきなり通行止めだったり……。

次から次へと予想外のことが起こる。
そのすべてが本当に楽しい。
いい大人が子供のようにはしゃいでしまう。
この感覚こそが、俺が求めていたものなのだろう。

宮古島は一度見た映画を何度も見ているような感覚なのだ。
たしかにそれなりに面白いのだが、結果が分かってしまっている。
エンディングが分かってしまっている映画ほど興ざめするものはない。

潮の流れはどうなのか、どんな魚がいるのか、どういう地形なのか……。
そんな途中のストーリーもすべて分かってしまっている。
感動だって薄れて当然だ。

だがこの島は、まだ未知のベールに包まれている。
どこにどんなビーチがあって、どんな生物がいて、どんな楽しみ方ができるのか。
予告編しか知らない完全なる新作映画だ。

多良間島上陸から12時間も経たないうちに、俺はすっかりこの島の魅力にとりつかれてしまったのだった――。
2017/08/29 Tue. 23:50 | trackback: -- | comment: -- | edit

午後2時00分 

多良間島・前泊港出航。

宮古島へ。

2017/08/18 Fri. 16:21 | trackback: -- | comment: -- | edit

午前11時15分 

最も落ち着ける場所。

そして最も思い入れのある場所。

ふる里海浜公園を歩く。

2017/08/18 Fri. 13:52 | trackback: -- | comment: -- | edit

午前11時00分 

朝食。

2017/08/18 Fri. 13:49 | trackback: -- | comment: -- | edit

午前10時30分 

お世話になったマルさんとコウさんに挨拶。

2017/08/18 Fri. 13:47 | trackback: -- | comment: -- | edit